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紫外線吸収剤

紫外線吸収剤技術

太陽から放射される電磁波はエネルギーが非常に大きく、物質に吸収されたとき、そのものの構造を変化させてしまう作用があります。例えば、バケツや洗濯バサミなどを屋外に長期間放置されたとき、酷いものではボロボロに割れてしまうことは、よく見られる光景でしょう。

紫外線吸収剤は、そのような紫外線による分解や劣化を防ぐために樹脂製品に加えられる添加剤の一つであり、その中の一種であるベンゾトリアゾール系化合物は耐熱性が高くさらに吸収範囲、能力に優れるため、厳しい加工条件が要求されるエンジニアリングプラスチック(エンプラ)向けに需要が増えています。

近年、自動車業界において金属やガラスの代わりに比重の軽い樹脂を使う試みが検討されています。例えばフロントガラスなどでは、樹脂ウインドウとして主に中間層にポリカーボネート樹脂を用い、紫外線吸収能力を持つガラス質のハードコートを両外装にコーティングしたものが軽量新素材として期待されています。

しかし、ハードコートに紫外線吸収剤を添加剤として分散添加しても、長期間屋外で使用されると、塗膜中で異物として添加されている紫外線吸収剤微粒子は光・熱のエネルギーにより振動し表面に移行するという現象が起こります。この現象をマイグレーションと言い、動いた後の紫外線吸収剤が抜けた樹脂部分は光により部分劣化を起こすことが問題となっています。

 

反応型紫外線吸収剤

オイケムでは、これまで困難とされてきた反応型紫外線吸収剤「T-33」の工業化に成功しました。この「T-33」は、マイグレーションによる部分劣化が少なく、長期間安定した耐候性とUVa-UVbに渡る強力なUVカット機能を保持する、最も期待されているベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の1つです。

さらに、オイケムでは、この「T-33」をもとに更なる高機能・高濃度・薄膜化した紫外線吸収剤の開発を進めており、豊富なラインナップを取り揃えております。

各種サンプルご提供致します。

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